「ヴァンガードって街乗りでも扱いやすいの?」
「中古で安く買えるけど、後悔しないかな…」
「燃費や維持費の高さがネックって本当?」
トヨタのミドルサイズSUVとして2007年に登場したヴァンガードは、上質な内装と高い走行安定性が特徴の一台です。
しかし、生産終了から年数が経った現在、中古での購入を検討している人の間では「やめとけ」「後悔した」という口コミも少なからず存在します。
この記事では、ヴァンガードの購入を検討中の方に向けて、以下のポイントを中心に詳しく解説します。
- ヴァンガードで後悔した人の口コミ
- 満足している人のリアルな評価
- ハリアーやフォレスターとの性能・使い勝手の違い
走行安定性や大人向けの落ち着いたデザインに魅力を感じる人も多い一方で、燃費や維持費、古さに不満を感じる声もあります。
この記事を読めば、ヴァンガードがあなたのニーズに合っているかどうかが明確になるはずです。
ヴァンガードがやめとけと言われる理由は「燃費が悪い」「古さが目立つ」「維持費が高い」の3つ
実際の口コミでは、「燃費が想像より悪かった」「内装や装備が古く感じる」「維持費が意外とかかる」など、中古車ならではの悩みが目立ちます。
ここでは、特に多くの後悔ポイントとして挙げられる3つの要素について詳しく見ていきましょう。
①燃費が悪い|街乗り中心でリッター8〜9km程度になることも
ヴァンガードの実燃費は、2.4Lモデルでおおよそ8〜10km/L程度で、特に市街地では燃費の悪さが目立ちます。
当時のSUVとしては標準的でしたが、ハイブリッド全盛の今では明確に見劣りする数値です。
ガソリン代が高騰している中、維持費の面でネックになるという声が多く上がっています。
②古さが目立つ|デザインや装備が時代遅れに感じる
生産終了から10年以上経過していることもあり、内外装ともに「古さ」を感じるという声が目立ちます。
特にインパネ周りや安全装備、インフォテインメント系の機能面は、現行SUVと比べて大きく見劣りします。
中古価格の安さに惹かれて購入したものの、「想像以上に古かった」と後悔する人も少なくありません。
③維持費が高い|車重と排気量により税金・タイヤ代などが重くのしかかる
2.4Lエンジン搭載モデルでは、自動車税も年43,500円と高め。
さらに車重もあり、タイヤやブレーキパーツも高額になりやすいため、メンテナンス費用が想定以上にかかるという口コミも見受けられます。
中古価格が安くても、維持費の総額で見ると決して安上がりではないという点は見落とせません。
ヴァンガードを買って後悔した人の悪い口コミまとめ
ヴァンガードは上質な走行フィールに定評がありますが、実際のオーナーからは「燃費が悪い」、「古さが気になる」、「維持費が予想より高かった」といった声も多く見られます。
特に現代のコンパクトSUVやハイブリッド車に慣れている人にとっては、ギャップを感じやすいようです。
やっぱり燃費がイマイチ。
引用元:みんカラ ヴァンガードの口コミ
エンジンを載せ替えても燃費が悪過ぎる
引用元:みんカラ ヴァンガードの口コミ
燃費がわるい。
引用元:みんカラ ヴァンガードの口コミ
それでも燃費は前の車の倍以上悪いから気にならないと言ったら嘘になるけど10kmは行ってほしかったw
引用元:みんカラ ヴァンガードの口コミ
中華製エンジンの部品欠点や塗装の不出来など最近のSUVに比べると劣るが、このまま故障しない限りは乗り続けて行きます。
うるさいエンジン音はどうも感心できない。
引用元:みんカラ ヴァンガードの口コミ
口コミからは、燃費の悪さや経年劣化による古さ、そして維持費の高さといった点が後悔の主な原因として挙げられています。
「安く買えてもランニングコストはそれなり」という点を理解した上での購入が求められます。
ヴァンガードを買って満足している人の良い口コミまとめ
一方で、ヴァンガードに満足しているユーザーからは、しっかりとした走りと落ち着いた内装に対して高い評価が寄せられています。
「最近のSUVにはない重厚感が良い」「あえて今乗るのが渋い」といった声も目立ちます。
販売当時RAV4の海外向け上位車体ということで、全体的に高級な仕上がりになっている内装、そしてパワー。
今では貴重な排気量でスポーティな走りが出来るSUV。
デザインも古臭さを感じさない。
引用元:みんカラ ヴァンガードの口コミ
イザとなればそれなりに速く、人も沢山乗れてオールマイティに使える。冬の吹雪など道路状況が不安になる時はヴァンガード一択。
引用元:みんカラ ヴァンガードの口コミ
元々デザインが好き。
尻のRAV4感も、大昔ワンビアに乗ってた自分的にニコイチ感あって好き。
5人乗りなので収納も抜群。
3列目シートを格納する床下にも荷物を入れられるので、洗車グッズなどを入れて置くのに便利(うちのアパートは物置がないので重宝)。
V6エンジンはミドルクラスSUVには過ぎたモノと思っていましたが、高速利用時の“余裕”はかなりストレスがない。
合流も追い越しも『エンジン頑張ってます』感がないだけで、かなり気持ちが良い。
燃費性能も3.5リッターなら普通。
ハイオクで街乗り7程度。想定内。
取り回しも楽。車内サイズも丁度良い。
けど坐骨神経痛が酷い時はさすがに乗り降り辛い高さ。
祖母は手を貸さないと一人で乗り降り出来ない辺り、ちゃんとSUVしてる。
高速走行から悪路までこなすオールラウンダー。
ナンバーの高さまで雪が積る泥濘ちから脱出出来る性能を備えつつも車内で長女を出産する懐の広さを持っている。
引用元:みんカラ ヴァンガードの口コミ
エアロなどのパッケージ付きでしたが純正ノーマルで乗っていました。
ルックスは今どき風で、手放す年(2021年)まで新車買ったんですか?と初めて会う車詳しくない人には言われ続けていました。
個人的にも鋭さと滑らかさのバランスの取れた最高のデザインだと思います。
今流行のカタ目の足。コーナリングは良いです(ゆったり乗る雰囲気ではないかもしれません)。
最近流行りの車高の低いSUV(モドキと叫びたい私)ではないのでそれなりに揺られますしロールもしますが、アクセルワークでアンダーの中を流れるようにコーナリングできる車です。
流行りのSUVと違い本格的なので車載性は現行RAV4よりもあるかもしれません。
その分重たい車なのですが、発進と登り坂の時にアクセルワークを気にしてあげれば後はCVTがお仕事してくれて燃費が良くなります。
発売当時このクラスではトップクラスの燃費でカタログ13.2km/Lですが、(満タン計算で)下道平均が14km/L前後で乗れており、高速80-90km走行で16.9km/Lが最高記録でした。
(しかし、父が乗ると平均10km/切ります。やはり加速のアクセルワークと思います。)
後部座席はフルフラットでセミダブル布団を敷いて寝られます。冷蔵庫と洗濯機を積んでもまだまだ他のものが載せれます。
2年ほど前から海外需要が出てきたおかげで10年型落ち目前、15万km以上走行でしたが下取り価格がとても良かったです。
引用元:みんカラ ヴァンガードの口コミ
走行安定性や高級感のある造りに満足しているユーザーが多く、「中古でもしっかり整備すれば長く乗れる」といったポジティブな声も見られます。
落ち着いたデザインやSUVらしい安定感を求める人には、今でも十分満足できる選択肢といえるでしょう。
ヴァンガードと「ハリアー」「フォレスター」「エクストレイル」の違いを比較|選ぶならどっち?
ヴァンガードを検討する際によく比較されるライバル車としては、「ハリアー」「フォレスター」「エクストレイル」などが挙げられます。
ここでは、それぞれのライバル車と比べて「価格」「性能」「用途」などにどんな違いがあるのかをわかりやすく比較します。
ヴァンガード vs ハリアーを比較|選ぶならどっち?
比較項目 | ヴァンガード | ハリアー |
---|---|---|
内装・質感 | 上質だが年式による古さあり | 高級感と最新装備を両立 |
燃費性能 | 実燃費8〜10km/L | ハイブリッド仕様で15〜19km/L |
価格帯 | 中古で80万〜150万円 | 中古で150万〜400万円 |
ハリアーは高級感と燃費性能を両立した人気SUVで、中古市場でも安定した人気を誇ります。
ヴァンガードは価格は安いものの、年式の古さや燃費の悪さがネックです。
先進装備や快適性を重視するならハリアー、価格重視ならヴァンガードが適しています。
ヴァンガード vs フォレスターを比較|選ぶならどっち?
比較項目 | ヴァンガード | フォレスター |
---|---|---|
走行性能 | 安定性はあるが重さを感じる | AWD性能が高く走りが軽快 |
燃費性能 | 街乗りで8〜10km/L | 実燃費10〜13km/L |
安全装備 | 年式相応で最低限 | アイサイト搭載で充実 |
フォレスターはAWD性能とアイサイトによる安全装備が魅力で、アウトドア用途にも適しています。
ヴァンガードはオンロード走行には十分な安定感がありますが、燃費と装備面ではやや不利です。
安全性や走りの軽快さを求めるならフォレスター、落ち着いた乗り味を求めるならヴァンガードがオススメです。
ヴァンガード vs エクストレイルを比較|選ぶならどっち?
比較項目 | ヴァンガード | エクストレイル |
---|---|---|
実用性 | 5人乗り中心・荷室も十分 | 2列/3列選択可・ラゲッジ性能高 |
燃費性能 | 実燃費8〜10km/L | 実燃費11〜13km/L(ガソリン) |
価格帯 | 中古で80万〜150万円 | 中古で100万〜250万円 |
エクストレイルは荷室の使いやすさや4WD性能が評価され、ファミリーやアウトドア用途に適しています。
ヴァンガードは落ち着いたデザインと安定した乗り味が魅力ですが、実用性ではやや劣ります。
荷室や多用途性を重視するならエクストレイル、シンプルで快適な移動を重視するならヴァンガードがオススメです。
ヴァンガードをおすすめする人/おすすめしない人
ヴァンガードは、価格を抑えつつ上質な走行感や落ち着いたデザインを求める人にとって魅力的なSUVです。
一方で、燃費や装備の古さ、維持費など、年式なりの妥協点も多いため注意が必要です。
ここでは、口コミや仕様を踏まえ、「どんな人に向いていて/向いていないか」を整理しました。
おすすめする人 | おすすめしない人 |
---|---|
安定した乗り心地と落ち着いたデザインを求める人 | 先進安全装備や最新機能を重視する人 |
初期費用を抑えてミドルサイズSUVを選びたい人 | 燃費や維持費を重視する人 |
高速道路や長距離移動をメインに使いたい人 | 日常使いで小回りや燃費性能を重視する人 |
ヴァンガードは、価格と快適性のバランスを重視する人にとって、まだまだ選ぶ価値のあるSUVです。
ヴァンガードのよくある質問
ヴァンガードの燃費はどれくらいですか?
ヴァンガードの実燃費は2.4Lモデルでおよそ8〜10km/L前後、3.5Lモデルでは6〜8km/L程度と言われています。特に街乗り中心では燃費の悪さが目立ちやすいです。
現代の基準では明らかに燃費性能が劣るため、燃料費がかさむ傾向にあります。
ヴァンガードの内装や装備は古さを感じますか?
2007〜2013年にかけて販売されたモデルのため、インパネデザインやナビ、メーター周りに「時代遅れ」と感じるユーザーが多いです。
安全装備やインフォテインメント機能は現行SUVと比べて大きく劣ります。
維持費はどのくらいかかりますか?
2.4Lモデルで年43,500円の自動車税に加え、タイヤやバッテリー、ブレーキパッドなどもミドルSUV相応のコストがかかります。消耗品の価格も決して安くはありません。
購入価格が安くても、ランニングコストを見落とすと後悔につながります。
どんな人にヴァンガードは向いていますか?
重厚感のあるボディとゆったりした室内空間、安定感のある走りを求める人におすすめです。価格も抑えめなので、SUVデビューにも適しています。
派手さより落ち着きと実用性を重視する大人のユーザーに向いた一台です。
7人乗りモデルの3列目は実用的ですか?
7人乗り仕様も用意されていましたが、3列目は補助的な位置づけで、座席の広さや乗降性に難があります。大人が長時間乗るには不向きです。
ファミリー用途で3列目を頻繁に使うなら、ミニバンや新型SUVの方が快適です。