日産・パオは後悔する?やめとけの口コミと実際の評価を比較分析

「パオって街乗りや日常使いに向いてるの?」
「クラシックな見た目は魅力だけど、維持が大変そう…」
「古さや故障の多さで後悔しないか心配…」

日産が1989年に限定販売した「パオ(PAO)」は、レトロでかわいらしいデザインが今も根強い人気を誇るコンパクトカーです。

中古市場ではプレミア的な存在となっていますが、「やめとけ」「乗って後悔した」といったリアルな声も少なくありません。

この記事では、パオの魅力とリスクを実際の口コミをもとに徹底検証し、他のクラシックカーや実用車とどう違うのかを比較していきます。

  • パオで後悔した人の口コミ
  • 買って満足している人のリアルな声
  • よく比較される他車との性能の違い

デザイン重視で“愛でるクルマ”として選ぶなら魅力的ですが、実用性や維持コストの面では明確な弱点もあります。

この記事を読めば、パオがあなたにとって後悔のない選択かどうか、冷静に判断できるようになります。

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パオがやめとけと言われる理由は「故障が多い」「安全性が低い」「パーツ入手が困難」の3つ

実際の口コミでは、パオの「年式による不具合」や「時代遅れの安全装備」「修理や部品調達の難しさ」に対する不満が目立ちます。

ここでは特に後悔の声が集中している3つのポイントについて詳しく解説します。

①故障が多い|30年以上前の設計でメンテナンス頻度が高い

パオは1989年に限定販売されたモデルで、現在流通している車両はすべて30年以上前のものです。

そのため、経年劣化による電装系や機関部のトラブルが頻発しやすく、「買ってすぐ修理が必要だった」「整備費用が高くついた」という声も珍しくありません。

旧車に慣れていない人には、所有するだけでもストレスになるケースがあります。

“見た目重視で選ぶと痛い目を見る”可能性があります。

②安全性が低い|エアバッグやABSなど基本装備がない

当時の軽量コンパクトカーであるパオは、現在の基準から見ると安全性能が極めて低いと言えます。

エアバッグやABSといった基本的な安全装備が一切搭載されておらず、万が一の事故時のリスクは非常に大きいです。

「可愛いけど怖くて家族は乗せられない」「軽自動車よりも不安」といった口コミも目立ちます。

“趣味車”としての割り切りが必要な1台です。

③パーツ入手が困難|純正部品が少なく修理に時間とコストがかかる

パオは生産終了から30年以上が経っており、純正部品の多くがすでに廃盤となっています。

修理が必要になった際、代替部品を流用するか、専門店に依頼する必要があり、費用も高くなりがちです。

「部品が届くまで数週間かかった」「修理代が想定の倍以上だった」という口コミも見受けられます。

維持に手間と愛情をかけられる人でないと厳しいのが現実です。

パオを買って後悔した人の悪い口コミまとめ

パオに対するネガティブな口コミでは、「故障が多い」「安全性が不安」「パーツの入手が困難」といった声が目立ちます。

見た目に惹かれて購入したものの、実用面での不便さや維持コストの高さに後悔したというケースが多く見受けられます。

後悔した口コミ

パワー不足(笑)元々力が無いんでしょうけど、古くなってあちこちガタが来てるんで余計にパワー不足は感じます。
引用元:みんカラ パオの口コミ


のんびり走ってますが、力が無く合流なんかは余裕がありません。パイクカーの人気が上がってきて部品の価格が高騰してます⤵︎ハンドルの高さ調整が欲しいかな?
引用元:みんカラ パオの口コミ


旧車になってパーツの入手性が悪い。安価な作りなので、あちこちから異音が発生。
引用元:みんカラ パオの口コミ


酷暑でのエアコンの効きは悪いとよく言われます。荷物も人も乗りません。
でも2人までなら快適だと思ってます。
引用元:みんカラ パオの口コミ


貧乏には維持できない…
これからは特に…
引用元:みんカラ パオの口コミ

メンテナンスの難しさや安全面の不安から、「可愛いだけでは済まない」という現実に直面する人が多いようです。

パオを買って満足している人の良い口コミまとめ

一方で、パオを選んで満足しているユーザーからは、「唯一無二のデザイン」「所有する喜び」「クラシックカーとしての味わい深さ」に対する高評価が寄せられています。

現代の車にはない個性や、見た目重視で楽しめる“趣味のクルマ”としての魅力に惹かれるファンも少なくありません。

満足した口コミ

どの角度から見ても大好きなデザインです。内装パーツも専用デザインのこだわりはこの時代ならではのメーカーの意気込みです。そんな時代を感じるパイクカーが良いですネ!
引用元:みんカラ パオの口コミ


外観も内装もノスタルジックで味があるところ
程よいヤレ感とアナログ感
引用元:みんカラ パオの口コミ


開放感のある窓は夏の日差しがキツイのは玉にキズだが、ドライブをしているはずなのにチンチン電車の車窓から眺める景色に近くてどこかノスタルジーな気分になる。
引用元:みんカラ パオの口コミ


なんと言っても見た目
とにかく見た目
内装外装素晴らしい
引用元:みんカラ パオの口コミ


とにかくかわいく、マーチがベースなので運転がしやすい
引用元:みんカラ パオの口コミ

実用性よりも「所有感」や「スタイル」を重視する人にとっては、かけがえのない一台になっているようです。

パオと「フィガロ」「アルトラパン」「N-ONE」の違いを比較|選ぶならどっち?

パオを検討する際によく比較されるライバル車としては、「フィガロ」「アルトラパン」「N-ONE」などが挙げられます。

ここでは、それぞれのライバル車と比べて「デザイン」「維持性」「実用性」などにどんな違いがあるのかをわかりやすく比較します。

パオ vs フィガロを比較|選ぶならどっち?

比較項目 パオ フィガロ
デザイン レトロでカジュアルな外観 クラシックで上品なコンバーチブル
維持性 部品入手が難しく修理費が高い 希少性が高く、さらに維持が大変
実用性 4人乗りで最低限の実用性あり 2+2の構造で実用性は限定的

フィガロはデザインの完成度が高く、所有満足度も高い一方で、維持の難しさはパオ以上との声もあります。

パオは実用性では多少勝りますが、どちらも趣味車として割り切れるかがカギになります。

完全な趣味車として割り切れるならフィガロ、実用性も少し求めるならパオがオススメです。

パオ vs アルトラパンを比較|選ぶならどっち?

比較項目 パオ アルトラパン
デザイン 本物の昭和レトロ感が魅力 モダンにアレンジされた可愛い系レトロ
維持性 旧車で部品調達が難しい 軽自動車で維持費が安く、信頼性も高い
実用性 最低限の4人乗り 軽ながら収納や安全装備も充実

アルトラパンは若年層や女性を中心に人気があり、現代的な快適装備や安全性能を備えた“使えるレトロ”です。

パオは唯一無二のオリジナル性が強いですが、維持や信頼性ではどうしても不利です。

安心して日常使いしたいならアルトラパン、本物の旧車の雰囲気を楽しみたいならパオが最適です。

パオ vs N-ONEを比較|選ぶならどっち?

比較項目 パオ N-ONE
デザイン 昭和レトロ感満載の個性派 レトロモダンで万人受けしやすい
安全性能 エアバッグ・ABSなし Honda SENSING標準装備
維持費・信頼性 旧車ゆえ高コスト 新車保証あり、燃費も良好

N-ONEは現代の技術でレトロ感を再現したモデルで、安全性・快適性ともに優れています。

パオは完全に趣味性の高い車で、日常使用には覚悟が必要です。

雰囲気を楽しみつつ快適に乗りたいならN-ONE、本物の旧車を楽しみたいならパオがオススメです。

パオをおすすめする人/おすすめしない人

パオは見た目や世界観に惹かれる人には魅力的な1台ですが、実用性・安全性・維持費といった面で明確なデメリットがあります。

口コミや他車との比較をもとに、どんな人に向いていて、どんな人には向かないのかを整理しました。

おすすめする人 おすすめしない人
レトロで個性的なデザインに惹かれる人 信頼性・快適性・安全性を重視する人
旧車に理解があり、自分で手をかけられる人 メンテナンスに手間やお金をかけたくない人
日常使いより趣味・コレクション用途で考えている人 家族を乗せたり長距離移動が多い人

パオは「クルマを愛でる喜び」を大切にする人にとっては唯一無二の1台ですが、実用車としては慎重な選択が求められます。

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パオのよくある質問

パオの実燃費はどれくらいですか?

ユーザー投稿の傾向では、街乗りで10〜13km/L前後、条件が良いと14〜16km/L程度の例もあります。なお当時の公称値は10・15モードでAT 14.4km/L/MT 18.4km/Lです。
現代のエコカー比では見劣りするため、実燃費のギャップ前提で検討しましょう。

参考:e燃費|パオ 実燃費データ

パオの安全性はどの程度ですか?

発売当時の安全装備は現在基準より限定的で、エアバッグやABSの設定はありません。衝突安全ボディ設計も現行車に比べると旧式です。
家族のメインカーよりもサブ用途や趣味車としての運用が現実的です。

参考:カーセンサー|パオ 基本/安全装備

パオはどんな人に向いていますか?

レトロデザインや希少性に価値を感じ、コンディション維持に手間をかけられる人に向いています。実用性よりも「所有満足」を重視する方向けのモデルです。
“愛でるクルマ”として楽しめる人に唯一無二の魅力があります。

参考:日産ヘリテージ|PAO 概要

パオの修理やメンテナンスは大変ですか?

生産終了から長期間が経過しており、純正新品の入手が難しい部位もあります。日産は再生・中古純正の「ニッサングリーンパーツ」を案内しており、活用で維持コストを抑えられる場合があります。
維持には“覚悟と予算”が必要。リプロ品・再生品の可用性を事前に確認しましょう。

参考:日産FAQ|グリーンパーツ案内

パオは普段使いにも向いていますか?

短距離の街乗り中心なら使えますが、空調や乗り心地、経年劣化に伴う故障リスクなどを考えると日常の主力車としては不向きとの声が目立ちます。
週末ドライブやセカンドカーとしての活用が現実的です。

参考:カーセンサー|パオ 口コミ・評価