「オリジンって普段使いにも向いているの?」
「希少価値は高いけど、それに見合う満足感はある?」
「維持費や修理の面で後悔しないか心配…」
2000台限定生産という希少性とクラシカルなデザインが魅力のトヨタ・オリジンですが、SNSや中古車レビューでは「やめとけ」という声も見られます。
特に維持費の高さや部品調達の難しさ、燃費性能に関する口コミが目立ち、購入後に「思った以上に負担が大きかった」と感じる人もいます。
本記事では以下の3つの観点から、オリジンの実際の評判や注意点を整理します。
- オリジンで後悔した人の口コミ
- 買って満足している人のリアルな声
- よく比較される他車との性能の違い
コレクション目的や特別な用途なら所有満足度は非常に高いですが、日常使用では不便を感じやすいモデルです。
この記事を読めば、オリジンがあなたのカーライフに本当に合うのかを判断できるはずです。
オリジンがやめとけと言われる理由は「燃費が悪い」「部品が入手困難」「維持費が高い」の3つ
実際の口コミでは、燃費性能の低さや生産終了モデルゆえの部品入手難、そして税金・保険料など維持費の高さに不満を持つ声が多く見られます。
ここでは、特に多くの後悔ポイントとして挙がる3つの要素について、具体的に解説します。
①燃費が悪い|街乗りで8〜9km/L前後
オリジンは3.0L V6エンジンを搭載しており、街乗りでは8〜9km/L、高速でも10km/L前後にとどまります。
燃料はハイオク仕様で、燃料コストが高いのが日常使用のネックです。
ガソリン価格の高騰期には維持費への影響が大きくなります。
②部品が入手困難|生産終了から20年以上経過
限定生産かつ生産終了から長期間経っているため、外装・内装パーツはもちろん、機関部品も在庫が限られています。
修理やレストア時には納期の長期化や高額なパーツ代が発生しやすいです。
特に事故や故障時は代替部品の確保に苦労するケースが多く報告されています。
③維持費が高い|税金・保険料・修理費が割高
排気量3.0Lによる自動車税の高さや、旧車扱いによる保険料の上昇が維持費を押し上げます。
さらに修理や整備の際に専用パーツが必要となり、予想外の出費が発生することも少なくありません。
購入価格だけでなく、長期的なランニングコストも十分に検討する必要があります。
オリジンを買って後悔した人の悪い口コミまとめ
オリジンの悪い口コミでは、燃費の悪さや部品入手の難しさ、そして維持費の高さが特に多く挙げられています。
希少性やデザイン性は高く評価される一方で、日常利用ではコストやメンテナンス面の負担が大きく「扱いが難しい」と感じる人もいます。
とにかく外装パーツが無い為、入手に困難を来たす。
引用元:みんカラ オリジンの口コミ
元が700万円の車だけあって部品が一つ一つ高い!!
鍵が1本6万円ですからね…
15インチのホイールは1本8万6千円也〜
ガリ傷程度では直す気も失せます…
プログレと共通の物のみ安く買える。
引用元:みんカラ オリジンの口コミ
・エンジン、シャシーはやや古い。トランスミッションも4ATで、ベースとなったプログレはマイナーチェンジで5AT化しているだけに、少々見劣りする。
・車体がかなり重くなったせいかブレーキの効きがよくない。初期制動の鈍さはかなり焦る。
・長所で乗り心地がよいと書いたが、裏を返せばふわりとした感じで、高速連続走行向きではないと思う。足回りもゆったり走行向きで、決してハンドリング云々をいうような走り方をしてはいけない。
・内外装とも専用パーツだらけ。よって部品代が非常に高価なため、運転時に気を遣う(フロント左右フェンダーはなんとステンレス叩き出しの一体型!)。
引用元:みんカラ オリジンの口コミ
純正ナビのVICSユニットが十数万すること。空気抵抗を考慮したボディデザインでないため、120km以上で走ると風切り音が大きいこと。といっても、かっ飛ばすようなクルマではありませんね。あとスキーに行けなくなったことでしょうか。でもとても満足していますので気になりませんが。
引用元:みんカラ オリジンの口コミ
部品の供給終了している
引用元:みんカラ オリジンの口コミ
燃料代や税金などの維持費に加え、部品調達の難しさが日常利用の大きなネックとなります。
特に故障時の対応や修理費用の高さは、購入前にしっかり考慮すべきポイントです。
オリジンを買って満足している人の良い口コミまとめ
一方で、オリジンを高く評価する口コミでは、唯一無二のクラシカルデザインや希少価値の高さ、そして所有する喜びが好評です。
コレクション性やイベント参加、特別なシーンでの使用では、他車にはない満足感が得られるという声が多く見られます。
センチュリーの製造ラインの中のトップクラフトマンだけで手作業で仕上げられた外装、革の縫製など量より質感、さすがです。
シートの革の厚みもセルシオの倍近くあり縫製も大変だったりと…
当時装備がてんこ盛りだった高級車セルシオ最上級グレードより60万円ほど高かった理由がわかります。
引用元:みんカラ オリジンの口コミ
◎美しすぎるスタイル
…他のどのクルマも色褪せるぐらい。塗装も美しく、走ってるとかなり注目されるのは間違いないです。リヤウインドーからヒップラインがセクシーです。
◎程よいサイズ
…ベースが『プログレ』ということで取り回しの良さは保証付き。
◎必要充分なエンジン
…馬力はそんなにありませんが、繋ぎ目を感じさせない加速はスムーズだし、速さを求めるクルマじゃないはずなので、これでいいと思います。安全運転するためのクルマですよね。
◎こだわりの内装
…本革シートの香りが気持ちいいです。前オーナーさんが本当に大切にされたんでしょうね。引き継いで大切にずっと乗りたいと思います。ウッドのパネルも美しいです。
◎頑丈なボディ剛性
…ドアを開け閉めすればその素晴らしさは判ります。
◎安全装備の数々
…サイドエアバッグやカーテンエアバッグ,クルーズコントロールなど十分すぎるぐらいの装備が奢られています。
引用元:みんカラ オリジンの口コミ
・まず同じ車に出会うことがほとんどない→飽きない。
・観音開きドアが非常に上品。降りる人が美しく見える。もちろん開閉時は周囲から驚きの目で見られる。
・内外装ともトヨタよりすぐりの職人が集まっただけあり、レクサスも及ばぬ仕上げの細かさ。
・トヨタの高級車だけありさすがに静かで乗り心地もよい。
・外見は古風だが、中身のハイテクぶりは結構なもの。レーダークルーズにVSCもついているので、これから歳をとる親父にはいいと思う。
引用元:みんカラ オリジンの口コミ
塗装について、同色(黒)の他車を並べた場合、別格の美しさがある。 スタイリングについては、寸足らずに感じるが安っぽいカッコよさを狙っておらず、むしろ完璧さがなくて良い。(この車にポピュリズムは無用、そこに風格が表現されている)
ただ、リアビューにおいては、他車の追随を許さない美しさと個性がある。
最後に、観音開きのドアに人を黙らせる最大のロマンがある。
引用元:みんカラ オリジンの口コミ
やはり、稀少な車である事。現在どの位の個体が現存しているか解りませんが、2台以上並ぶ事はそうは無いと思います。修理や整備がどこでも受けられる安心感。ボディサイズもちょうど良いと思います。フロントウインカーやCピラーに付けられたアクセサリー、リアガラス等なかなかだと思います。プレスラインもとても綺麗です。私個人としましてはトランクのラインが一番のお気に入りです。
引用元:みんカラ オリジンの口コミ
希少性やデザイン性を重視し、趣味や特別な用途で活用する人にとっては非常に満足度の高いモデルです。
日常使いよりも、所有そのものを楽しむクルマとして価値を発揮します。
オリジンと「クラウン(S170系)」「セルシオ」「センチュリー」の違いを比較|選ぶならどっち?
オリジンを検討する際によく比較されるライバル車としては、「クラウン(S170系)」「セルシオ」「センチュリー」などが挙げられます。
ここでは、それぞれのライバル車と比べて「価格」「性能」「用途」などにどんな違いがあるのかをわかりやすく比較します。
オリジン vs クラウン(S170系)を比較 | 選ぶならどっち?
比較項目 | オリジン | クラウン(S170系) |
---|---|---|
価格 | 中古約300〜600万円(希少性高) | 中古約50〜150万円 |
燃費性能 | 8〜10km/L(3.0L V6) | 9〜12km/L(2.5L/3.0L) |
部品入手性 | 限定生産で入手困難 | 流通量多く比較的容易 |
クラウン(S170系)は価格や部品調達面で優れ、実用性が高いです。
オリジンは希少価値とデザイン性で差別化されますが、維持面で難があります。
実用性とコスパ重視ならクラウン、希少性と特別感重視ならオリジンがおすすめです。
オリジン vs セルシオを比較 | 選ぶならどっち?
比較項目 | オリジン | セルシオ |
---|---|---|
価格 | 中古約300〜600万円 | 中古約50〜200万円 |
動力性能 | 3.0L V6で上品な走り | 4.3L V8で高出力・滑らか |
用途 | 希少コレクション・イベント用途 | 高級セダンとして日常利用可 |
セルシオは高級車らしい静粛性と動力性能を備え、日常でも使いやすいです。
オリジンは動力性能よりもデザインや希少性を楽しむモデルです。
日常使いの高級車ならセルシオ、所有満足度や希少性を求めるならオリジンが向いています。
オリジン vs センチュリーを比較 | 選ぶならどっち?
比較項目 | オリジン | センチュリー |
---|---|---|
価格 | 中古約300〜600万円 | 中古約200〜1,000万円(年式・状態による) |
キャラクター | クラシカルで遊び心ある限定車 | 日本最高峰のフォーマルセダン |
維持費 | 部品入手困難で高額化しやすい | 部品はある程度入手可だが維持費高額 |
センチュリーはフォーマル用途やショーファードリブンとしての存在感があります。
オリジンは遊び心あるデザインでコレクター色が強いです。
公的・フォーマル用途ならセンチュリー、趣味性と限定感を味わうならオリジンがおすすめです。
オリジンをおすすめする人/おすすめしない人
オリジンは、クラシカルなデザインや希少性に価値を見出し、コレクションとして楽しみたい人に適したモデルです。
一方で、日常的な実用性や維持のしやすさを求める人には向かない場合があります。
口コミや実際のスペックをもとに、どんなタイプに合うかを整理しました。
おすすめする人 | おすすめしない人 |
---|---|
希少性の高い限定車を所有したいコレクター | 通勤や買い物など日常用途がメインの人 |
クラシカルなデザインや特別感を重視する人 | 維持費や部品調達の手間を避けたい人 |
イベントやショーで注目を集めたい人 | 燃費やランニングコストの安さを優先する人 |
希少価値とデザイン性を重視するなら、オリジンは唯一無二の所有体験を提供してくれます
オリジンのよくある質問
オリジンの燃費はどれくらいですか?
3.0L V型6気筒エンジン(2JZ-FSE型)を搭載しており、街乗りで8〜9km/L、高速道路でも10km/L前後という実燃費報告が多いです。燃料はハイオク仕様のため、燃料コストは国産セダンとしても高めです。
「3.0L V型6気筒エンジン(2JZ-FSE型)を搭載」
参照元:トヨタ公式|オリジン
オリジンの部品はまだ入手できますか?
生産終了から20年以上経過しており、外装や内装の専用パーツは在庫が少なく、入手が難しい場合があります。共通部品は比較的手に入りますが、専用品は納期が長く高額になりがちです。
「2000年に約1,000台限定で生産された特別モデル」
参照元:トヨタ自動車75年史|オリジン
オリジンの維持費は高いですか?
排気量3.0Lのため自動車税が高く、旧車扱いにより任意保険料も上がる傾向があります。さらに修理費用は部品の希少性から割高になりやすく、長期所有には高い維持費を覚悟する必要があります。
「3.0L直噴エンジンとFRレイアウトによる上質な走りを実現」
参照元:トヨタ公式|オリジン
オリジンは普段使いに向いていますか?
サイズや走行性能的には普段使い可能ですが、燃費や部品供給面から日常使用には不向きな面があります。どちらかといえばコレクションやイベント用として所有する人が多いです。
「クラシカルな外観と現代的なメカニズムを融合」
参照元:トヨタ公式|オリジン
生産台数と希少性はどれくらいですか?
国内での生産台数は約1,000台と極めて少なく、現在も希少価値が高いモデルです。走行距離の少ない個体は、中古市場で新車価格に迫る高値で取引されることもあります。
「生産台数は約1,000台。」
参照元:Re:Sense|オリジン 台数・中古市場価値
オリジンはどんな人に向いていますか?
希少な限定モデルを所有する満足感やクラシカルデザインを重視する人に向いています。逆に、燃費や維持費の低さを求める人や毎日使う車としては適していません。
「2000台限定生産による高い希少価値を持つモデル」
参照元:トヨタ公式|オリジン