「クラウンって街乗りでも扱いやすい高級車なの?」
「価格に見合う走りや快適性が本当にあるのか気になる…」
「維持費や乗り心地で後悔することはないか心配です」
トヨタのフラッグシップセダンとして長年支持されてきた「クラウン」。
高級感や乗り心地、走行性能に定評がある一方で、近年はSUVスタイルへの転換や価格上昇により、「やめとけ」「思っていたのと違う」といった声も増えてきています。
この記事では、クラウンの購入を検討している方に向けて、以下のポイントから評価を整理し、後悔のない判断をサポートします。
- クラウンで後悔した人のリアルな口コミ
- 満足しているユーザーの評価と使用感
- ライバル車(レクサスES・スカイラインなど)との違い
快適性やブランド力に魅力を感じる人にはぴったりの1台ですが、用途や期待値によっては後悔の声も目立ちます。
この記事を読めば、クラウンがあなたにとって「買ってよかった車」になるかどうかを見極めるヒントになります。
クラウンがやめとけと言われる理由は「価格の高さ」「サイズ感」「スポーティ志向への変化」の3つ
実際の口コミでは、車両価格の割高感や扱いにくいサイズ感、従来の「高級セダンらしさ」が薄れたことに不満を感じる声が多く見られます。
ここでは、特に「やめとけ」と言われる3つの理由について詳しく解説します。
①価格の高さ|高級志向の反面、コスパが悪いと感じる声も
クラウンの価格帯は約500〜700万円と、以前より大幅に高騰しています。
その一方で、「装備や内装の質感に対して割高」と感じる口コミも増えています。
特にレクサスや輸入車と価格帯が近いため、比較される中で「中途半端」と感じる人も。
車としての完成度は高いものの、価格に見合う満足感を得られなかったという声も見逃せません。
②サイズ感|全幅1,800mm超で狭い道や駐車場では不便
現行クラウンは全長4.9m超、全幅1.8m超と、かなり大型なボディサイズです。
このため、狭い道や都市部での駐車が難しいという不満が目立ちます。
見た目の存在感は魅力ですが、取り回しの悪さを理由に「運転に気を使う」「気軽に乗れない」といった声もあります。
日常使いをメインに考えるなら、サイズは要注意ポイントです。
③スポーティ志向への変化|従来のクラウンらしさが失われた
近年のクラウンは、セダンからSUV風クロスオーバーへとスタイルを変え、より若年層やグローバル市場を意識した設計になっています。
これにより、「クラウン=落ち着いた高級セダン」という従来のイメージとは異なると感じる人も。
「昔のクラウンを期待していたら違った」という声や、「見た目や乗り味がスポーティすぎる」との評価も多くあります。
従来のクラウンファンほどギャップを感じやすい点に注意が必要です。
クラウンを買って後悔した人の悪い口コミまとめ
クラウンは高級セダンとしてのブランド力がある一方で、価格の高さや取り回しのしづらさ、デザイン・キャラクターの変化に不満を感じたという声も多く見られます。
ここでは、実際に購入後に「思っていたのと違った」と後悔したユーザーの口コミを紹介します。
高級感が薄らいだ。
クラウンにスポーティーな走りを求める人は少ないと思う。エンジンが掛かっていない時は、静かだが、エンジン稼働でかなり五月蝿くなる。
ボディ形状が空力優先で洗車し難くなった。
ナビを含めて各種操作スイッチ類が小さく使い難い。
快適性は、レクサスに任せてしまったんですかね。クラウンらしさが感じられない(^^;
200クラウンV6ハイブリットからの乗り換えなので、加速の悪さと防音対策をまるでしていないかのようなエンジン音のうるささや振動がやたらと気になる。
内装が、210型ロイヤルサルーン Gと比べると
少し質素です。
後部座席が狭い。
内装が安っぽい
口コミでは、価格に対する満足度の低さや都市部での運転のしづらさ、「クラウンらしさ」が薄れたことへの戸惑いが後悔の原因となっていました。
従来のクラウンを期待している方や、取り回しやコスパを重視する人にとっては、購入前に慎重な検討が必要です。
クラウンを買って満足している人の良い口コミまとめ
一方で、クラウンに満足しているユーザーからは、上質な乗り心地や静粛性・高級感、走行性能の安定感に対する高い評価が集まっています。
以下に、実際の満足した口コミを紹介します。
初車検を迎えたので丸3年、4万7千キロほど乗ってきましたが、故障もなく、また、適度にスポーティで攻められるシーンと、人を乗せて上質にお運びするシーン、はたまたタイヤ4本載せて走れるシーンと不自由なく乗り熟せています。
SUV一辺倒な時代に再びセダン復刻されるよう乗り続けたいですね。
見た目、静粛性、乗り心地
エアサスによる走行ステージへの適応性。ターボによる加速感。静粛性能良し。
何と言ってもクーペスタイルが最高です!ニュルで鍛えた足回りやレクサスLSと同じプラットフォームなどなど幅広く楽しめる車だと思います!
全体的信頼の品質、メイドインジャパン(豊田)
日本の国土に合った最小回転半径やサイズ感
安全性、燃費、走行性能、FRの軽快なハンドリング、ラグジュアリー感どれも素晴らしい
満足しているユーザーの多くは、走行中の静かさやゆったりとした快適性、高速域での安定感に満足しており、トータルバランスの高さを評価しています。
プレミアム感と快適性を重視したい方にとっては、クラウンは非常に満足度の高い選択肢といえるでしょう。
クラウンと「レクサスES」「スカイライン」「アコード」の違いを比較|選ぶならどっち?
クラウンを検討する際によく比較されるライバル車としては、「レクサスES」「スカイライン」「アコード」などが挙げられます。
ここでは、それぞれのライバル車と比べて「価格」「快適性」「走行スタイル」などにどんな違いがあるのかをわかりやすく比較します。
クラウン vs レクサスESを比較|選ぶならどっち?
比較項目 | クラウン | レクサスES |
---|---|---|
価格帯 | 約500万〜700万円 | 約620万〜750万円 |
内装・高級感 | 上質だがレクサスと比較されやすい | 質感・装備ともにハイレベル |
走行特性 | スポーティ寄りに変化 | 快適性・静粛性に特化 |
レクサスESは快適性や高級感に優れ、落ち着いたセダンを求める層に人気です。
クラウンはスポーティな走行性能が魅力ですが、従来のセダンイメージとは異なる点に注意が必要です。
高級感や静粛性重視ならレクサスES、走りやデザインを重視するならクラウン
クラウン vs スカイラインを比較|選ぶならどっち?
比較項目 | クラウン | スカイライン |
---|---|---|
走行性能 | スポーティに寄った設計 | FRベースで走りに定評あり |
価格帯 | 約500万〜700万円 | 約450万〜600万円 |
サイズ感 | 全長4.9m超・全幅1.8m超 | ややコンパクトで扱いやすい |
スカイラインは伝統のFRスポーツセダンとしての走りが魅力で、走行性能重視の人に好まれます。
クラウンは全体的にサイズが大きく、取り回しに苦労する場面もあります。
走行性能重視ならスカイライン、上質感やブランドを求めるならクラウン
クラウン vs アコードを比較|選ぶならどっち?
比較項目 | クラウン | アコード |
---|---|---|
燃費性能 | 2.4L HEVで実燃費は約15km/L | 2.0L HEVで実燃費は約20km/L前後 |
安全装備 | Toyota Safety Sense搭載 | Honda SENSINGを全車標準装備 |
価格帯 | 約500万〜700万円 | 約470万〜 |
アコードは燃費性能や安全装備が充実しており、実用面でのバランスが非常に高い1台です。
クラウンは高級感や走行性能に優れるものの、価格帯や維持費でハードルを感じることもあります。
実用性や燃費重視ならアコード、上質な走りとブランド力を求めるならクラウン
クラウンをおすすめする人/おすすめしない人
クラウンは高級感や走りの質感を求めるユーザーにとっては魅力的な1台ですが、価格やサイズ、従来のイメージとのギャップに戸惑う声もあります。
口コミや比較結果をもとに、どんな人に向いていて/向いていないかを以下に整理しました。
おすすめする人 | おすすめしない人 |
---|---|
走行性能と高級感の両立を求める人 | 取り回しやすいサイズ感を重視する人 |
クラウンブランドの所有感を重視する人 | 静粛性や快適性を最優先する人 |
見た目や走りのスポーティさを好む人 | 従来の落ち着いた高級セダンを期待している人 |
クラウンは「スポーティさと高級感の融合」を楽しみたい人には最適ですが、従来のクラウン像を求める人にはギャップがあるかもしれません。
クラウンのよくある質問
クラウンは普段使いに向いていますか?
静粛性や乗り心地の良さから通勤や街乗りにも適していますが、全幅1,800mm超の大型ボディは狭い道や駐車場で扱いにくいと感じる人もいます。
都市部での使用には取り回しの難しさがネックになる可能性があります。
「新型クラウン クロスオーバーのボディサイズ:全長4,930mm×全幅1,840mm」
参照元:トヨタ公式|クラウン シリーズ比較
クラウンの価格はどのくらいですか?
新型クラウンの価格は約490万円〜720万円と、従来モデルよりも高価格帯に設定されています。
装備や走行性能を考慮すれば妥当という声もありますが、「価格のわりに内装が物足りない」という評価もあります。
「クラウン クロスオーバー RS Advanced:6,400,000円」
参照元:トヨタ認定中古車(公式)|クラウン クロスオーバー カタログ
クラウンは昔のような高級セダンではなくなった?
現行モデルはSUVテイストを取り入れたクロスオーバー仕様となり、従来のクラウンとは一線を画すデザインと走行性能に変化しています。
そのため、「落ち着いた高級セダン」を求める人にとってはイメージが異なる可能性があります。
「グローバル市場を意識し、クラウン初のクロスオーバースタイルを採用」
参照元:TOYOTA Global Newsroom|クラウンシリーズ 世界初公開
クラウンの燃費性能はどれくらいですか?
ハイブリッドモデルではWLTCモードで21.0km/L、ターボハイブリッド(デュアルブースト)でも15.7km/Lと、サイズの割に燃費は良好です。
ただし、高速と街乗りで差が出やすく、実燃費では個人差があります。
「クラウン クロスオーバー(2.5L HEV)のWLTCモード燃費:21.0km/L」
参照元:トヨタ公式|クラウン 価格・グレード
クラウンは維持費が高い車ですか?
税金や保険料、タイヤ・ブレーキなどの部品コストは普通車より高めです。
また、ハイブリッドやターボエンジンは整備費用も上がる傾向にあるため、維持費を抑えたい人には不向きな一面もあります。
「車両区分は3ナンバーで、任意保険や税金も高めに設定される傾向」
参照元:トヨタ公式FAQ|新車の税金・諸費用