トヨタ・bZ4Xの口コミと評価|やめとけ・後悔の声を他EVと比較して徹底検証

「bZ4Xって通勤やレジャーに本当に向いているの?」
「価格が高いけど、それに見合った満足度はある?」
「充電環境や航続距離で後悔しないか心配…」

トヨタ初の本格EVとして注目を集めるbZ4Xですが、SNSやレビューサイトでは「やめとけ」という声も一定数見られます。

特に充電インフラの制約や航続距離の実測値、価格の高さに関する口コミが目立ち、購入後に「思っていた使い勝手と違った」と感じる人もいます。

本記事では以下の3つの観点から、bZ4Xの実際の評判や注意点を整理します。

  • bZ4Xで後悔した人の口コミ
  • 買って満足している人のリアルな声
  • よく比較される他車との性能の違い

用途や環境に合えば静粛性と走行の滑らかさは魅力的ですが、条件によっては不満も出やすいモデルです。

この記事を読めば、bZ4Xがあなたのカーライフに本当に合うのかを判断できるはずです。

bZ4Xがやめとけと言われる理由は「価格が高い」「充電環境の制約」「航続距離が短い」の3つ

実際の口コミでは、車両価格の高さや充電設備の不足、さらにカタログ値と実測値の航続距離差に不満を持つ声が多く見られます。

ここでは、特に多くの後悔ポイントとして挙がる3つの要素について、具体的に解説します。

①価格が高い|補助金を使っても500万円超から

bZ4Xは補助金を適用しても実質価格が500万円を超える場合が多く、同クラスのガソリンSUVやハイブリッド車と比べると割高感があります。

さらにリース専用販売だった時期もあり、購入方法の制限があったことから、気軽に選びにくいモデルという印象もあります。

②充電環境の制約|自宅充電や急速充電器が必須

EVのため日常的な充電環境が必要で、特に自宅に充電設備を設置できない場合は利便性が大きく下がります。

急速充電器は増えてきているものの、混雑や故障、設置場所の限られた地域では充電待ちのストレスが発生します。

長距離移動を頻繁にする人にとっては、充電計画を常に立てる必要が負担になる場合があります。

③航続距離が短い|冬場や高速走行で減りが早い

カタログ値での航続距離は約500kmですが、実際の冬場走行や高速道路中心の運転では400kmを下回ることもあります。

暖房使用時や急加速の多い運転では、予想以上に航続距離が減るとの口コミも多数あります。

航続距離に余裕を持ちたい場合、ライバルEVやPHEVの方が安心という意見も少なくありません。

bZ4Xを買って後悔した人の悪い口コミまとめ

bZ4Xの悪い口コミでは、価格の高さ充電環境の制約、そして航続距離の短さが特に多く挙げられています。

EVならではの静粛性や加速感は好評な一方で、購入費用や充電事情、実用的な航続距離の差から「思ったより使い勝手が悪い」と感じる人もいます。

後悔した口コミ

電費悪い

航続可能距離が少ない

引用元:みんカラ bZ4Xの口コミ


値段が高いです。
引用元:みんカラ bZ4Xの口コミ


1.価格650万円と商品力のバランス
2.パッケージ
3.期待外れの静粛性
引用元:みんカラ bZ4Xの口コミ


・KINTO専売

スバルは売り切りをしているのに、なぜという感じです。

しかも、KINTOそのものはあまりお得感がないので、余計に購入できた方がいいのに、と思います。

・急速充電の受け入れ性能

まもなくアップデートで改善されるようですが、急速充電が1日2回では、このサイズのSUVとしてはどうにもなりません。

・ブレーキのタッチ

ペダルストロークが長めで、かつタッチがスポンジーだったので制動力をリニアに引き出せない感がありました。

停止寸前にカックンになることが多かった気がします。

・室内の静粛性

パワートレーンからの音が少ない分、他が気になるというのはBEVあるあるですが、やはりロードノイズがうるさくて、高速では意外と同クラスのICE車と変わらない感じがしました。

・小さいメーター

ステアリングにかかるタイプのメーターで、メーター自体の大きさが小さいため、自分のシートポジションでは、メーターの下半分が見えません。

速度は上半分に表示されるため、運転に支障はありませんが、下半分に表示されるACCの作動状況は姿勢を変えないと見えません。

運転席の前に無駄なスペースをわざわざ作って、メーターをあんなにウインドシールド側にオフセットするのではなく、通常の位置にメーターを配置して、HUDを設置した方がよっぽど見やすいと思います。

・後席の着座姿勢

前席では何も感じませんでしたが、後部座席はバッテリーのせいでかなり床が高く、明確にひざが浮きます。

ニースペースは広いので、多少脚を伸ばせば改善しますが、疲れやすそうです。

・パドルシフトの省略

ソルテラにはあるのに。

くせのないBEVだとしても、回生量を調整できるパドルシフトはむしろ必須だと思います。
引用元:みんカラ bZ4Xの口コミ


残念な点は、エクステリア、インテリアの塗装されないプラスチックパーツ…
電動パーキングブレーキのホールド機能が保持されず、リアシートの座面が低い、自宅での充電に21~12時間、ハンドル上部がメーターの液晶に掛かって見え辛い、EVの割には加速性能が今一つ。

HYUNDAI IONIQ 5 の方が魅力的ですね。

同じプラットホームのLEXUS RZ の発売待ちですね。
引用元:みんカラ bZ4Xの口コミ

充電設備が整っていない地域や長距離移動が多い人にとっては、充電の手間や航続距離の不安が負担になりやすいです。

また、価格面でも同クラスのガソリン車やハイブリッド車より割高感が強く、費用対効果に疑問を持つ声が見られます。

bZ4Xを買って満足している人の良い口コミまとめ

一方で、bZ4Xの良い口コミでは、静粛性の高さ滑らかな加速性能、そして先進的なデザインが高く評価されています。

日常的に充電環境が整っている人や、都市部での移動が中心のユーザーからは「快適でストレスのない走り」と好評です。

満足した口コミ

エンジンがないのでとても静か。遮音性も高い。また加速が力強く坂道がとてもラク。乗り始めて1週間はニヤつきが止まりませんでした。
引用元:みんカラ bZ4Xの口コミ


BEVなので静粛性は高い。車内での家族の会話も大きな声を出す必要はないし、前後であってもストレスがないので、会話が増えたように思います。
機能性の高さ、高度な運転支援に満足しています。リモートによる車両管理も素晴らしい。13年落ちの車からの乗り換えだったので、機能性の高さには満足しています。
そして、何より燃費(電費)や維持費の安さに満足しています。子供の駅までの送り迎えが頻繁にありますが、2〜3km離れた駅までの往復(6km)で20円程度の電気代で行けます。我が家の場合は太陽光発電なので、ほぼ無料です。
そして、充電の手軽さです。我が家の利用であれば、週に1回程度の充電で寝る前に充電を開始しても翌日には100%になっています。
まだ、長距離は試していないので、そこはどうなるか…ですね。ただ、満充電でエアコン入れてECOモードにせず、ノーマルモードでも400kmは走行できるので、あまり心配はしていません。
引用元:みんカラ bZ4Xの口コミ


・十分な動力性能

メディアでは、BEVとしては物足りないという評価もあって、気になっていましたが、まったくそんなことありませんでした。

日常的に使うことが多いであろう100km/h+αくらいまでの加速は、直線的にあっという間に到達します。

実用車としては、十分以上です。

・安心感のある走り

しっかり低重心と重量を活かしたセッティングになっており、楽しいハンドリングと乗り心地がバランスされています。

・すぐ馴染めるBEV

BEVだから特別な操作が必要なわけではなく、極端な回生ブレーキ(ワンペダルモード)もないため、スッと馴染めて、かつBEVの良さをしっかり味わえる万人受け(この場合は褒め言葉です。)するBEVだと思います。

トヨタの安心感もあり、あまり車に詳しくない人がファーストカーとして使うBEVの入門版としてもいいかもしれません。
引用元:みんカラ bZ4Xの口コミ


デザイン

広さ

壊れない

引用元:みんカラ bZ4Xの口コミ


加速の良さと静かさ。
引用元:みんカラ bZ4Xの口コミ

静粛性や加速感を重視し、日常的に自宅や職場で充電できる環境が整っている人にとっては、高い満足度を得られる一台です。

特に都市部や短〜中距離中心の利用では、ガソリン車にはない快適さと先進感を楽しめます。

bZ4Xと「アリア」「RAV4 PHV」「アウトランダーPHEV」の違いを比較|選ぶならどっち?

bZ4Xを検討する際によく比較されるライバル車としては、「アリア」「RAV4 PHV」「アウトランダーPHEV」などが挙げられます。

ここでは、それぞれのライバル車と比べて「価格」「性能」「用途」などにどんな違いがあるのかをわかりやすく比較します。

bZ4X vs アリアを比較 | 選ぶならどっち?

比較項目 bZ4X アリア
価格 約600〜650万円 約540〜790万円
航続距離 約500km(実走行で400km前後) 最大610km(グレードによる)
充電性能 急速充電最大150kW対応 急速充電最大130kW対応

アリアはグレードによってはbZ4Xより航続距離が長く、デザイン性や内装の質感も高評価です。

bZ4Xは充電性能や走行安定性に強みがありますが、価格帯はほぼ同等です。

長距離航続とデザイン性重視ならアリア、走行安定性やトヨタブランドを重視するならbZ4Xがおすすめです。

bZ4X vs RAV4 PHVを比較 | 選ぶならどっち?

比較項目 bZ4X RAV4 PHV
動力方式 完全EV PHEV(EV約95km+ガソリン)
航続距離 実走行で約400km前後 ガソリン併用で1,000km超
充電環境依存度 高い(充電必須) 低い(充電なしでも走行可)

RAV4 PHVはガソリン走行が可能なため、充電環境に左右されにくく長距離移動も容易です。

bZ4Xはゼロエミッションで静粛性に優れますが、航続や充電インフラの影響を強く受けます。

充電環境が整っていて環境性能重視ならbZ4X、長距離や多用途ならRAV4 PHVが適しています。

bZ4X vs アウトランダーPHEVを比較 | 選ぶならどっち?

比較項目 bZ4X アウトランダーPHEV
価格 約600〜650万円 約470〜600万円
EV走行距離 約500km(完全EV) EV約87km+ガソリンで長距離可
用途 都市部・近距離〜中距離移動向き 都市部からアウトドアまで幅広く対応

アウトランダーPHEVはEV走行とガソリン走行を使い分けられ、アウトドアや地方利用にも強いです。

bZ4Xは充電インフラが整った環境でこそ魅力を発揮しますが、用途はやや限られます。

充電環境が整い環境性能を最大限活かしたいならbZ4X、万能性と航続距離重視ならアウトランダーPHEVがおすすめです。

bZ4Xをおすすめする人/おすすめしない人

bZ4Xは、静粛性や走行の滑らかさ、EVならではの環境性能に魅力を感じる人に適したSUVです。

一方で、充電インフラの不足や航続距離の短さが不安な人には向かない場合があります。

口コミやスペックをもとに、どんなタイプに合うかを整理しました。

おすすめする人 おすすめしない人
自宅や職場に充電設備がありEV運用が可能な人 充電環境が整っていない地域に住む人
静粛性や滑らかな加速感を重視する人 航続距離に大きな余裕を求める人
環境性能や最新デザインに魅力を感じる人 初期費用や維持費の安さを最優先する人

充電環境が整いEVの特性を活かせる人にとって、bZ4Xは先進性と快適性を両立した一台です

bZ4Xのよくある質問

bZ4Xの航続距離はどれくらいですか?

カタログ値ではFWDモデルで約500km(WLTCモード)ですが、冬場や高速走行では実際に400kmを下回ることがあります。暖房使用や急加速の多い運転ではさらに短くなる傾向があります。

「一充電走行距離(WLTCモード):FWD 約559〜567km」
参照元:トヨタ公式サイト|bZ4X

bZ4Xの価格帯はどのくらいですか?

メーカー希望小売価格はFWDモデルで約550万円、4WDモデルで約650万円です。補助金を適用しても実質500万円以上になるケースが多く、ガソリンSUVやハイブリッド車に比べ割高です。

「メーカー希望小売価格(税込):FWD 約5,500,000円、4WD 約6,500,000円」
参照元:トヨタ公式サイト|bZ4X 価格・グレード

bZ4Xの充電時間はどのくらいですか?

急速充電(DC最大150kW対応)なら約30分で80%まで充電できます。普通充電(AC200V)では満充電まで約10時間かかります。

「急速充電(150kW級):約30分で80%、普通充電(AC200V):約10時間」
参照元:トヨタ公式サイト|bZ4X 充電方法

bZ4Xは冬場でも使いやすいですか?

ヒートポンプ式エアコンを採用しており、寒冷時の暖房効率は高めですが、外気温が低いと航続距離が減ります。長距離移動時は充電計画が必要です。

「ヒートポンプ式エアコン搭載で寒冷地でも効率的に暖房可能」
参照元:トヨタ公式サイト|bZ4X 室内空間

bZ4Xはどんな人に向いていますか?

静粛性や加速の滑らかさを重視する方や、自宅充電環境が整っている方に向いています。長距離・高速走行が多い場合は航続距離や充電スポットの計画が必要です。

「EVならではの静粛性と加速性能」
参照元:トヨタ公式サイト|bZ4X 特長