「ランエボって街乗りにも使えるの?」
「中古価格が高騰しているけど、それだけの価値はある?」
「維持費や故障リスクで後悔しないか不安…」
三菱が誇る伝説のスポーツセダン「ランサーエボリューション(ランエボ)」は、WRC直系の4WDターボスポーツとして世界中に熱狂的なファンを持つ名車です。
すでに新車販売は終了していますが、中古市場では今なお高い人気を誇り、価格も年々上昇傾向にあります。
一方で、「やめとけ」「維持が大変すぎる」「普段使いには向かない」といった後悔の声も多く、購入を検討している方にとっては慎重な判断が求められます。
- ランサーエボリューションで後悔した人の口コミ
- 買って満足している人のリアルな声
- よく比較される他車との性能の違い
憧れだけで選ぶと、維持や使い勝手のギャップで後悔する可能性があります。
この記事を読めば、ランエボが本当にあなたのライフスタイルに合ったクルマかどうかが判断できます。
ランサーエボリューションがやめとけと言われる理由は「維持費が高い」「乗り心地が悪い」「故障リスクが高い」の3つ
実際の口コミでは、スポーツ性能の代償としての維持の大変さや、快適性の低さに関する不満が多く見られます。
ここでは、特に「やめとけ」と言われやすい3つの理由について詳しく解説します。
①維持費が高い|燃費・税金・消耗品すべてがスポーツカー仕様
2.0Lターボ+4WDというハイスペックな構成により、燃費は街乗りで6〜8km/L程度とかなり悪めです。
加えて、自動車税や重量税も高く、ブレーキパッドやタイヤなどの消耗品もスポーツ仕様で高額。
「乗るたびに財布が痛む」「気軽に乗れる車じゃない」という声も多く、維持費がネックで手放す人もいます。
②乗り心地が悪い|足回りが硬く、日常の移動には不向き
ランエボはサーキットや高速走行を想定したセッティングのため、足回りが非常に硬く、段差や舗装の悪い道ではゴツゴツ感が強いです。
「街中で乗ると疲れる」「家族が同乗を嫌がる」という口コミもあり、快適性は二の次のクルマだと言えます。
特に通勤や買い物といった日常用途には向かないという意見が多数です。
③故障リスクが高い|年式・走行距離によりトラブルが多発
すでに生産終了から年数が経っているため、部品の劣化やメカトラブルが起きやすい状況にあります。
「中古で買ったらすぐクラッチが滑った」「エンジンオイルの漏れが止まらない」といった報告もあり、修理代も高額になる傾向です。
整備記録や前オーナーの扱い方次第で大きく当たり外れがあるため、購入には知識と覚悟が必要です。
ランサーエボリューションを買って後悔した人の悪い口コミまとめ
ランサーエボリューションに憧れて購入したものの、維持費の高さや快適性の低さ、故障のリスクに対する不満が見られます。
特に日常使いを目的としたユーザーからは、「思っていたより扱いにくい」という声も多く、理想とのギャップで後悔するケースが少なくありません。
好きで買ったので、そんなに不満点はありませんでしたが、強いて挙げれば燃費と維持費でしょうか。でも、納得していたので、必要経費でした。
引用元:みんカラ ランサーエボリューションの口コミ
廃盤パーツが増えてきたぁ
引用元:みんカラ ランサーエボリューションの口コミ
高性能で旧型なので部品が高額、メンテナンス等には維持費が圧倒的に掛かる事。
引用元:みんカラ ランサーエボリューションの口コミ
車高調入れて乗り心地最悪だった
引用元:みんカラ ランサーエボリューションの口コミ
不満はメンテ代が高い(特にクラッチ交換費用は工賃だけでも平均6万位および油脂類が早めの交換が必要。)&燃費が走り方によっては通勤時にブーストを掛けずに通常走行して1リッターあたり7~8キロいくのに対してブーストを掛けて走ると1リッターあたり3~4キロの時が多々あるので割り切るしかない。
引用元:みんカラ ランサーエボリューションの口コミ
口コミからは、コスト面や故障リスクを軽視すると後悔しやすいという傾向が読み取れます。
趣味性の高いクルマであるため、普段使いよりも「維持と楽しみを両立できる人向け」の一台と言えるでしょう。
ランサーエボリューションを買って満足している人の良い口コミまとめ
一方、ランエボを購入して満足しているユーザーからは、圧倒的な走行性能や、スポーツカーらしい操作感、所有する喜びに対する高い評価が集まっています。
走る楽しさやドライビングの一体感に魅了され、「買ってよかった」「一生モノの相棒」と感じている方も多いようです。
デザインは当時とても気に入っていました。走行性能も、今でも十分通用すると思います。
引用元:みんカラ ランサーエボリューションの口コミ
今年で四半世紀が経ちますが、兎に角・今でも速いーー(オラの持ってる他の車よりも…)
4駆なのによく曲がるw
引用元:みんカラ ランサーエボリューションの口コミ
とにかく運転が楽しい
引用元:みんカラ ランサーエボリューションの口コミ
オーバーフェンダーに武装したスタイルに、フロントヘビーのハイパー4WD、自分のドライビングスタイルにマッチしています。
引用元:みんカラ ランサーエボリューションの口コミ
普段乗り、スポーツ走行、他、オールラウンドに軽快・快適に楽しいスポーツセダンである事。
そして、機能美で、いかにもなデザインがカッコいい所♪
引用元:みんカラ ランサーエボリューションの口コミ
走行性能やスポーツ性を最優先するユーザーには、ランエボは唯一無二の満足感を与えてくれる存在です。
維持の手間やコストを許容できるのであれば、後悔することは少ないでしょう。
ランサーエボリューションと「WRX STI」「シビックタイプR」「スカイライン400R」の違いを比較|選ぶならどっち?
ランサーエボリューションを検討する際によく比較されるライバル車としては、「WRX STI」「シビックタイプR」「スカイライン400R」などが挙げられます。
ここでは、それぞれのライバル車と比べて「価格」「性能」「用途」などにどんな違いがあるのかをわかりやすく比較します。
ランサーエボリューション vs WRX STIを比較|選ぶならどっち?
比較項目 | ランサーエボリューション | WRX STI |
---|---|---|
価格帯(中古) | 250万〜500万円 | 300万〜450万円 |
駆動方式・性能 | 4WD / 2.0Lターボ / 約280馬力 | AWD / 2.0Lターボ / 約308馬力 |
乗り心地・快適性 | 硬めで街乗りは不向き | やや硬めだが実用性あり |
WRX STIはエボと同様にWRC直系の4WDスポーツで、ライバル筆頭の存在です。
性能面は拮抗していますが、STIのほうが若干マイルドで街乗り適性も高めです。
日常性も求めるならWRX STI、走行性能を極めたいならエボがオススメです。
ランサーエボリューション vs シビックタイプRを比較|選ぶならどっち?
比較項目 | ランサーエボリューション | シビックタイプR(FK8) |
---|---|---|
価格帯(中古) | 250万〜500万円 | 400万〜600万円 |
駆動方式・性能 | 4WD / 2.0Lターボ / 約280馬力 | FF / 2.0Lターボ / 約320馬力 |
運転の楽しさ | パワフルでラリーライク | 軽快でサーキット志向 |
タイプRはFFながら驚異的なパフォーマンスを誇り、エボとはまた違った魅力を持ちます。
直進安定性や悪路対応ではエボが有利、コーナリング性能ではタイプRが上回る場面もあります。
サーキット志向ならタイプR、WRC的な走りを楽しみたいならエボがオススメです。
ランサーエボリューション vs スカイライン400Rを比較|選ぶならどっち?
比較項目 | ランサーエボリューション | スカイライン400R |
---|---|---|
価格帯(中古) | 250万〜500万円 | 400万〜600万円 |
駆動方式・出力 | 4WD / 約280馬力 | FR / 3.0L V6ツインターボ / 405馬力 |
快適性・実用性 | スポーツ志向で快適性は低め | 高級感と快適性を両立 |
スカイライン400Rはラグジュアリーとスポーツのバランスが取れたFRスポーツセダンです。
エボが純粋なラリースポーツであるのに対し、400Rは上質な日常性能も備えています。
快適さと速さを両立するなら400R、走りに尖ったエボがオススメです。
ランサーエボリューションをおすすめする人/おすすめしない人
ランサーエボリューションは、WRC由来の高性能4WDと鋭い走行性能を求める方にとって、今なお唯一無二の存在と言える一台です。
一方で、街乗りの快適性や維持費の安さを求める方にとっては、明確に向かない部分もあるため、購入前の見極めが重要です。
ここでは、口コミや実際のスペックをもとに「どんなタイプに適しているか/そうでないか」を整理しました。
おすすめする人 | おすすめしない人 |
---|---|
スポーツ走行やラリー走行に魅力を感じる人 | 街乗り中心で快適性を重視する人 |
整備費用や維持費をある程度覚悟できる人 | 低燃費や経済性を最優先に考える人 |
希少性や資産価値のあるスポーツカーを探している人 | 中古車の信頼性やトラブルの少なさを重視する人 |
ランエボは、「走る楽しさ」に特化した尖った一台。刺激と性能を求めるなら、今でも価値ある選択肢です。
ランサーエボリューションのよくある質問
ランエボは普段使い(街乗り)にも適していますか?
ランエボはWRC(世界ラリー選手権)直系の高性能4WDスポーツセダンで、サスペンションや駆動系がスポーツ仕様のため、街乗りでの振動・騒音・乗り心地・静粛性には余裕を持っていないことがあります。燃費もカタログ公称値ではなく、実際には街乗りでの使用によって大きく低下することが多いです。
例えば、ある2007年モデルのランエボでは、新車公称燃費(JC08)がおよそ10〜11km/L前後ですが、街乗りではこれを下回ることが普通です。
街乗りメインでは燃費・快適性でストレスを感じる可能性が高いです。
維持費はどれくらいかかる?やはり高額ですか?
ランエボは2.0Lターボ+4WDという構成で、燃料消費・消耗部品の摩耗が激しいため、ガソリン代・タイヤ・ブレーキパッド・クラッチ等の費用が一般のコンパクトカーの数倍かかることがあります。実際、中古車相場を見ると、状態の良いものほど価格帯が高く、維持に係る費用を見込んだ上で購入価格も高めになります。
維持費は国産車の中でも上位クラス。予算を十分に見積もる必要があります。
故障しやすいって本当?中古で買っても大丈夫?
既に生産終了してから年数が経っており、走行距離10万kmを超える個体も多いため、特にAYC(アクティブヨコスリップコントロール)のポンプ故障などの駆動系トラブルが報告されています。修理費用が高額になることもあります。中にはこれらをメンテナンス済み・信頼できる整備記録がある車両を選ぶことでリスクを下げる事例も見られます。
知識や整備履歴なしに購入すると故障・修理で予想外のコストがかかる可能性が高いです。
ランエボは価格が高騰していますが、それでも買う価値はありますか?
中古市場のデータでは、ランエボの価格相場は状態・年式・グレードによって大きく異なりますが、およそ 100万円台後半から900万円以上 の範囲があります。特に「ファイナルエディション」や低走行・改造少ないものは高値で取引される傾向があります。
趣味性重視・コレクション目的など「ロマン」での価値を見出せる人には購入の価値があります。
ランエボはどんな人におすすめですか?
・WRCやラリー、スポーツ走行に強く惹かれており、ドライビングの楽しさを重視する方
・多少のコスト・不便を許容でき、メンテナンスや整備記録を重視できる方
・改造歴・走行距離・状態を慎重に見て「手を入れる余地」や「趣味としての価値」を見出せる人
「走る楽しさ・所有する満足感」を最優先できる人には非常にマッチします。